HITE-Media オンライン座談会
未来の死を考える②
しりあがり寿(マンガ家)×畑中章宏(民俗学者)

開催日: 2021.06.05

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場所: YouTube LIVE

死を問うことは、
近現代が築いた社会を問い直すこと

どれだけ技術が進化しても、100%生物に降りかかるものが「死」です 。AIや情報技術が発展するいまこそ、「死とはなにか」という視点から、これからの人間観や社会を捉え直すことができないでしょうか?

いまや故人のデータはネットワーク上に残り、AIが過去の偉人をコピーしたり、バーチャル空間内で死者と再会したりすることも可能な時代となりました。また少子高齢化に伴い、住む土地への帰属意識や共同体が変化し、墓や葬儀のシステムも見直されてきています。

今年10月、未来の死を考える
展覧会 & 書籍を準備中!

情報技術と人間社会の関係を探求するJST/RISTEXの研究領域「人と情報のエコシステム(HITE)」において、そのメディア展開を仕掛ける「HITE-Media」は、現在「未来の死を考える」をテーマとする展覧会と書籍を今年10月に発表予定です。

今回はその書籍に寄稿文・マンガを掲載予定のおふたり、マンガ家のしりあがり寿さんと民俗学者の畑中章宏さんをお招きしたスペシャルトークイベントを開催します。

『弥次喜多 in Deep』『しりあがり寿の死後の世界』など、独自の「あの世」を描き続けてきたしりあがりさんと、『死者の民主主義』『21世紀の民俗学』など、民俗学の視点から現代社会を鋭く読み解く著書を多数出される畑中さん。

「死後の世界ってどんなもの?」「日本人の死生観って?」「魂はどこに向かう?」
おふたりが繰り広げる「死」の対話は、いまを生きる「生」を見つめ直すきっかけにもなるかもしれません。6月5日(土)18時からオンライン配信!お楽しみに。

【概要】
HITE-Media オンライン座談会「未来の死を考える②」畑中章宏(民俗学者)×しりあがり寿(マンガ家)
日時:2021年6月5日(土)18:00〜20:00
配信URL:https://www.youtube.com/watch?v=CTGFQwxz4Cw
※無料でどなたでもご覧いただけます。
配信会場:ANB Tokyo

【登壇者プロフィール】

しりあがり寿(しりあがり・ことぶき)
1958年静岡市生まれ。1981年多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業後キリンビール株式会社に入社し、パッケージデザイン、広告宣伝等を担当。1985年単行本『エレキな春』で漫画家としてデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴びる。1994年独立後は、幻想的あるいは文学的な作品など次々に発表、新聞の風刺4コママンガから長編ストーリーマンガ、アンダーグラウンドマンガなど様々なジャンルで独自な活動を続ける一方、近年では映像、アートなどマンガ以外の多方面に創作の幅を広げている。

畑中章宏(はたなか・あきひろ)
〈感情の民俗学〉の視点にもとづき、民間信仰・災害伝承から最先端の風俗流行まで幅広い研究対象に取り組む。おもな著書に『柳田国男と今和次郎』(平凡社新書)、『災害と妖怪』(亜紀書房)、『天災と日本人』(ちくま新書)、『関西弁で読む遠野物語』(エクスナレッジ)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)、『死者の民主主義』(トランスビュー)、『日本疫病図説』(笠間書院)ほか。最新刊は『廃仏毀釈』(ちくま新書)

未来の死を考える① – AI、ロボット、民俗学から」はこちらよりアーカイブがご覧いただけます。
視聴URL:https://youtu.be/5__AgG3Z1c0

【出演者】
畑中章宏(民俗学者)
長谷川愛(アーティスト)
市原えつこ(アーティスト)
富永勇亮(Whatever)
ドミニク・チェン (情報学研究者)
モデレーター:塚田有那(HITE-Media)

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